悲しみ

彼のことを知ったのは去年の暮れあたり

 

すっかり忘れてた日常に

 

再びふっと入ってきて思い出した

 

あ、…いよいよ再販されるんだ…

 

すかさず連絡を取ってみると…既に待ち人の数が多いため、、わかりませんとの回答

 

それでも、また、連絡しますと返事が来たため、待っていたが

いっこうに返事は来なかった

 

私はこのやり取りをスルーという技で乗り切った

 

再び再販のお知らせが…今度はもう行くしかないと思ったため、急いで連絡を取り無事購入

 

それから…何度か足を運び、色んな話もした

 

はにかみながら、下を向く

 

下を向いている時は過去を思い出しているんですよ

 

上を向いている時は未来を想像しているんですよ

 

と教えてくれた

 

私の中では可愛らしい存在なため、時折気にかけて、メッセージを送った

 

しかし、ほぼ返事は帰ってくることも無く、、

 

そのうち、ふと、自分のSNSのフォローが外されていることに気づいた

 

いつから?どうして?

 

答えは簡単、嫌だったから

であろうと判断できた

かえって、迷惑をかけたのかは、今では知る由もないが、

 

今思えば、最初の問い合わせの時に、連絡しますと言っておきながら、連絡もなく、

とても面倒くさそうに対応していたことを思い出した

 

だめだ…若いから仕方ないとかそういう事件の問題ではないであろう

 

彼はある意味病気だ

 

私は彼のフォローをそっと外して、距離を置くことにした